stormy mondayの間違った訳を聞かされていた。

英語の意味を調べもせず英語の歌の歌詞は何十年も覚えている。

英語で気象の勉強した時、サンダーストームの意味がしっくり来なくてなかなか覚えられなかったのは、間違った訳がインプットされていたからだった。

今は、本当の意味のstormが分かるので、ふとラジオでstormyを連発してるのを聞いてて、そう言えばstormy mondayは間違った訳が浸透してたな、と今頃気が付いた。

音楽雑誌でstormy mondayを憂鬱な、と訳し、そのワケは、雨のじとじとした憂鬱さと月曜日の仕事へ行きたくない憂鬱さをかけている、と訳されていたのだ。

全く意味が違うじゃないか。
よくも間違った洗脳をしてくれたな、と思う。

サンドストームというのは砂嵐、サンダーストームは雷雨の嵐。
(さっきは間違えてサンダーストームを、サンドストームと間違えてしまった。)

ストームとは雨ではなくて、嵐の事だ。
荒れ狂った様子等の比喩として使う。
なので、stormy mondayは、日曜日のリラックスとは打って変わって慌ただしい月曜日、という意味だったのだ。

歌詞の中で、stormy mondayと呼ばれている、
とあるのは、
荒れた、うるさい人、忙しい人、と思われているという事だ。
面倒な人、関わると厄介な人、いつも忙しい人、というのが本当の意味だろう。

憂鬱というより、イライラさせる、の方が近いだろう。

この歌の背景には、人種差別がある。
白人がこぞって真似した歌だが、黒人が作った歌だ。

白人のこの歌はゆったりしたテンポなので、stormyを憂鬱と言われると騙される。

が、オリジナルの黒人のバージョンだと、特別ゆったりした歌として歌われていない。
他の歌のテンポと同じ。

その後のアップテンポな歌とは比べものにはならないのんびりしたテンポであっても、当時のbluesとしては軽快なテンポの歌だったのだ。

斜に構えた歌なので、それ程ルンルンしたテンポにする必要もないので、淡々と普通のテンポで皮肉っぽく歌っているのだ。

でも歌詞の他の部分は全然覚えてなかった。
他のロックやポップスと比べて、聞いてるようで聞いてなかったな、








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